カラ売りの美学 - 堕ちる企業を見破るプロの投資術


投機には売りがある.だからそれもチャンス.しかも分析はバリュー株投資にも近い.いやバリュー株こそ投機なのだということが分かった.つまりその反対,割高株をズバリ見極め「高く売って安く買い戻す」.
本書では米国でも指折のカラ売り専門アナリストがパソコン用周辺機器のメディア・ビジョンやアイオメガ、家電小売りのクレイジー・エディー、中堅航空会社テキサス・エアーなど豊富なケーススタディをもとに、「売り」のファンダメンタル分析を解説。割高株をズバリ見極めカラ売りで大きな利益をつかむための実戦テクニックを伝授する.おまけにジェシー・リバモア〜ジュリアン・ロバートソン(タイガー・ファンド)まで、伝説のカラ売りトレーダー列伝も収録。

著者:キャサリン・ステイリー(Kathryn F. Staley)*1
訳者:荒井拓也(Takuya Arai)*2
須藤章(Akira Sudo)*3

目次

第1部 カラ売りの基礎知識
 第1章 堕ちる企業に賭ける
  カラ売りは投機か?
  カラ売りのチャンスが生まれる仕組み
  究極派の企業分析テクニック
  魚雷株を狙え!
  カラ売りのリスク
  増え続けるカラ売り残高
  知的ゲームとしてのカラ売り
 第2章 伝説のカラ売り師たち
  「売り」で勝負するファンド・マネジャーたち
   カラ売りアービトラージ派――ジュリアン・ロバートソン
   カラ売りで保険をかける――アレックス・ポーター
   株の自壊を待つ――ジョー・ディミーナ
  ウォール街の影法師たち
   NASDAQの警察――フェシュバッハ・ブラザーズ
   空売りファンドの開拓者――マクベア
   財務分析の鬼才――ジム・チャノス
  市場は常に間違っている

第2部 実例に学ぶ
 第3章 ペテン企業のバブル株
  バブル企業を売れ――ZZZZベスト
  一目でわかる粉飾企業――ハリア
   目論見書は証拠書類
   「新製品」で巻き返し
   突然の崩落
  典型的なドクター株――メッドストーン
   熱狂的な買い推奨は売りサイン
   バブル粉砕
  目論見書でバブルを発見
   毒キノコ――クリニコープ
   完璧な空売り銘柄――ハピネス・エクスプレス

 第4章 割高な流行株を狙う
  ハイテク・コンセプト株の代表格――コレコ・インダストリーズ
   出荷されない「高性能パソコン」
   救世主「キャベツ人形」登場
  しぶとい脆弱企業――スコアボード
   最初の暴落
   膨らむ塩漬け在庫
  失敗だらけの出店戦略――ジェイ・ビルドナー&サンズ
   10Kから問題点をあぶり出す
   新規公開株投資の鉄則
  フランチャイズ経営の落とし穴――ジフィー・ルーブ
   わかりやすいコンセプトには要注意
   フランチャイジーとの危ない関係
   連鎖反応
   そして、ついにデフォルトに

 第5章 成長株の転換点を狙え
  90年代はじめの飲料業界
  怪しい匂いの割高株――コット・コーポレーション
   ウォルマートの在庫がいっぱい
   売り逃げに走るインサイダー
  鍵は在庫と売掛金――スナップル・ビバレッジ
   売掛金が3倍に――カラ売りのゴー・サイン
  持続不可能な成長企業――メディア・ビジョン
   陳腐化する製品在庫
   チャネル・スタッフィングで売上を水増し

 第6章 わからなければ「売り」
  ウォール街の寵児――ナショナル・エデュケーション
   怪しい売掛金
   「もう片方の靴」も落ちた
   付和雷同アナリストたち
  呪文のような決算書――オートトート
   提出されない10Kレポート
   消え失せた減価償却
  奇怪なバランスシート――ウェスタ貯蓄貸付組合
   パーティー好きのイタチ
   資産価値はいくらだ?
   痩せたカバに騙されるな
  保険会社の弱点の見抜き方
   注釈の「剰余金」に要注意
   練習問題:キャピトル・ライフ
   分析しにくい株ほど儲かる

 第7章 金喰い虫は死ぬまでキャッシュを貪る
  不死身のインテグレイテッド・リソース
   「三流企業」の条件
   腐った資本構成が崩壊を招く
   まやかしのキャッシュフロー
   悪あがき
   マイナス・キャッシュフロー企業の命運
  バイオ・バブル株――サミット・テクノロジー
   利益ゼロの企業に熱狂する市場
   悪化する一方のバランスシート
   息切れ

 第8章 上昇相場のカラ売りターゲット
  リストラしてもダメな企業――HBJ
   成長部門を売りに出す
  経営者の経歴で売り――テキサス・エアー
   便乗買いが入る
  身売り企業を売る――ケイ・ジュエラー
  「その他の収入」のモリソン・ヌードセン

 第9章 堕ちる業界は丸ごと狙え
  アリゾナ不動産バブル
  ゴーゴー銀行――アメリカン・コンチネンタル
   不動産会社なのか?銀行なのか?
   経営者のカラ売り対策
  担保は屑物件――サン・ステイト貯蓄貸付組合
   奇妙な買収のオファー
   減り続ける利益、増え続ける買収額
  バレー・ナショナル銀行をめぐるウォール街の争い
   闘いのはじまり
   混迷深まる
   銀行不動産危険な関係
   レバレッジは現実を超せない

 第10章 伝説のクレイジー・エディー
  典型的な「ストーリー株」
  創業ファミリーのおいしい生活
  医科大学を子会社にした家電小売店
  三振前の大ファール
  腐った企業は元に戻らない


第3部 カラ売りの歴史と教訓

 第11章 カラ売り投資の泣きどころ
  カラ売り3悪
   その1――怠惰
   その2――高慢
   その3――売り急ぎ
  カラ売りの危険な罠 
   商品相場
   テクノロジー株  
   締め上げ
   買収
   恐怖
   強情
   独りよがり
   素人
  カラ売りにおける最大の間違い

 第12章 カラ売りの歴史と論争
  カラ売りの歴史
   オランダ
   大英帝国
   フランス
   アメリカ合衆国 (19世紀)
   ドイツ
  20世紀のアメリカ――カラ売り師の台頭
   ジェシー・リバモ
   バーナード・バルーチ
   ジョセフ・ケネディ
   ベン・スミス
   アルバート・ウィッギン
   ユニオン・インダストリアル銀行
  魔女狩りと規制の歴史
   1929年大恐慌
   1987年「ブラック・マンデー」後
   そして現在――憂いは続く

 第13章 最強のファンダメンタル分析
  正統派カラ売り投資家の6つの作法
   1. ペシミスティックな財務諸表分析
    品質管理
    本当に重要な指標
    キャッシュフローは財務分析の王様
    眠気を誘う会計用語にめげてはいけない
   2. 欲望と堕落の探求
    重要なSECファイル
    神々の宮殿か?豚小屋か?プロキシーで企業を見極める
    機関投資家の問題点
   3. 業界のフィールド・ワーク
    図書館でのリサーチ
    店舗に足を運ぶ
   4. その企業は誰のものか――株主構成を知る
   5. ウォール街の空気を読む――アナリスト利用術
   6. 常に変化に注意を払う
  カラ売り投資家の信条
  参考資料:カラ売りの売買方法(米国の例)

*1:カラ売り専門,気鋭の証券アナリスト証券会社,ヘッジ・ファンドファンダメンタル分析の実務経験を積む.後に証券アナリストファンド・マネジャー人材養成の非営利団体AIMR(Association for Investment Management Research)で財務諸表分析の講座を担当。バランスシートと脚注(footnotes)の読解が趣味.企業の決算内容と実態との乖離に鋭い視線を向けている

*2:日本株・米国株投資“10倍株ネットワーク”eBenkei.com社長。著書:決定版 1000ドルから本気でやるアメリ株式投資、1000ドルからアメリ株式投資 徹底編、ネットワーク時代の投資学――「超成長株投資入門、訳書:フィッシャーの「超」成長株投資――普通株で普通でない利益を得るために(フォレスト出版)、ゴリラゲーム――株式投資の黄金律など。NY在住

*3:投資金融関連の翻訳,情報提供サービス、PFI等のストラクチャード・ファイナンス・スキームのコンサルティングを行う.ローカル・エネルギーの事業化が専門

モーツァルト+ピアノ協奏曲+第13番 → K.415 ですね
スカルアンドボーンズ ←ブッシュ,ケリーもここのOBだっていうじゃないですか
投資美人
徳川家定+画像 ← 大奥ですか?
細木数子写真 → (゜o゜)
物価連動国債ファンド+第一勧業 →実は庶民の ハイパーインフレの友だったりする?
HSBCチャイナオープン+見込み
┗>2010ベイジンオリンピックでバブルピークアウト,よくあるクラッシュがきます.大国がクラッシュすると(米みたいに)次ぎは中台戦争か?
タートルズ ブレイクアウト テキスト → これかな<タートルズ
深沢ハウス 評判 ← この検索がとても多くなってきた.問題物件
チェルニー 18番 試聴 ← は,できませぬがCDは.
デズモンド・モリス The Naked Woman
┗>翻訳が待ちきれない方は.原著

更新:HDE0.13β


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