セブンイレブンの罠

 セブンイレブンの罠
プロローグ 秘密主義のカリスマ経営者/第1章 佐久間オーナーは、なぜ、死んだのか?/第2章 セブン-イレブン大儲けの裏側/第3章 「オーナー偽装」という罠/第4章 「オープンアカウント」の闇/第5章 フランチャイズ契約書秘密/第6章/鈴木会長“直属部隊”が売上金を奪いにやって来た!/第7章 「契約破り」を恐れ、三億円の繁盛店を打ち壊した/エピローグ 伊藤雅俊イトーヨーカ堂名誉会長への手紙
儲けている企業にはたいてい闇のカラクリがあったりするものですが、かなえキッチン然り、もう悪事の感覚が麻痺して留まる所を忘れた頃に天罰がくるのか・・。これは21世紀の話なのか?農奴、水呑百姓もびっくりのセブンイレブンオーナー店長悲劇。本書によれば、最も優れた詐欺師とは騙していることを気づかせないもので、難解なコンビニ会計を、街のおじちゃん、おばちゃん店主は理解できないまま、真面目に働けどもろくに儲からず、殆どは本部が吸い上げていたのでした。うまく仕組んだもので24時間営業というのは、新興宗教洗脳されるが如く、我が身について考える暇を与えないためでもあったのです。それでも東大卒のオーナーがやっとそれに気付いて裁判を起こすも、歯が立たず。さらに鈴木敏文会長は公取委の理事のため、長らく公取委さえ動けなかったのであります。セブン社員さえ手が出せない、ゲシュタポの如き鈴木会長直属部隊はお店の金庫から売上げを持っていき、店内おろか女子更衣室まで監視する始末。あるオーナーは家族ガン手術に立ち会えずとも鈴木会長懇親会に出席するのが義務と強要された・・等。
ただ、名誉会長伊藤雅俊氏は人生の終末へ向かいつつある今、自伝でいきなりこのような迷いを吐露するのであります。

そういう私自身、天に昇ろうとして神の怒りを買った人間の僭越の象徴といわれる旧約聖書の伝説、「バベルの塔」を上り詰めた、愚か者なのではないかと自問しています。

アーメン。